クルマのドアなどは平面ですので塗装する時は一方方向から表面のみ塗装しますが、ミラーなどの3次曲面で、しかも塗りにくい小物などは、「前後左右」「前から後ろから」「上から下から」と色々な方向から塗装しないといけなく、周囲をグルグル回らないと塗装出来ない厄介な物が良くあります。
実際に塗っていて気が付くと塗っている物の塗装台の周囲を何周もして、ホースが絡まり引っ掛けて、塗装台を倒してしまいイライラした経験が何度もあります。特にスペース的に制約がある場合、なかなか思うように動く、結果上手く塗れなかったりするモノです。
そこで発想の転換をしましょう!!自分が動くのではなく、塗るものに動いてもらいましょう。動いてもらうと言っても「ターンテーブル・T」に載せて回転させるだけの話なのですが、自分は同じ位置に立っているだけで塗装をすることが出来ます。「だからどうした」と思うかもしれませんが、自分があまり動かなくてイイと言うのは塗装では意外と重要なことなのです。
それは何故かと申しますと、塗装するときは当然、塗るものを見ながら塗装します。いわゆる「目線」です。一点を集中して見る場合、動かない方がキッチリと見ることができます。逆に動きながらでは「目線」が切れやすくなり思ったポイントを狙いにくく、塗装していても狙ったポイントを塗装出来ていないという事になってしまいがちです。
この「なるべく移動しない」と言う行為は、単純な事なのですが、プロのペインターでも移動しながらの塗装というのは難しいし、動きながらと言うのは、足元も気にしないといけないので集中出来きる訳がありません。やはりなるべく移動しないで「目線」を切らずに塗装することがキレイに仕上げる一歩につながります。
またカスタムペイントなどでヘルメットの塗装をしたことがある方は、お分かりになると思いますが、ヘルメットが回転したらメチャメチャ塗りやすくなるんです。これがウソみたいですが本当の話なんですよ。(技術担当 久保田)
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