ユーザーさまからのコンプレッサーについての問い合わせで、多い質問は
@エアブラシ用のコンプレッサーは塗装に使えるの?
A塗装用に使うコンプレッサーで100Vの家庭用電源で使用できるものはないか?
という質問です。
まず@についてはエアブラシ専用のコンプレッサーはエアー量が少なく、塗装には空気が不足しますので、使えません。とお答えしております。
その次に、Aの質問がきます。値段もそこそこで塗装に使えるものはないのか・・・?。
というわけで、やむなくこのマークノアコンプレッサーを上市してしまいました。どうして「やむなく」なのか?以下でお話します。
このコンプレッサーは元々ホビーユース向けに出ているコンプレッサーですが、あえてユーザーニーズを探すなら「限りなくプロに近いヘビーアマチュア向け」とでも言えばいいのでしょうか。
弊社でテストの結果、塗装に使用できるということがわかりました。テストはまず、スペックの1.5kwで空気量の119L/min.はほんとうに正しいかどうか?よくホームセンターなどで販売されいる製品の中には、実際の性能とスペックの表示が合わないものも少なくありません。そこで次のテストを実施して確認してみることにしました。
@タンクにエアーが溜まる時間を計測する。
A
圧力は0.6Mpa〜0.8Mpaという表示から、満タン時からエアーを使用して0.6Mpaでモーターが起動するかどうか。最大圧0.8Mpaでモーターが停止するかどうか。
という2点の確認です。@は1分40秒(100sec.)でモーターが停止しました。ちなみに正しいかどうか確かめる計算式は次のとおりです。
計算式
吐出量(25L/min.)=592(定数)×最高圧力(0.8Mpa)×タンク容量(25L) / 充填時間(100sec.)
このデータからの推測すると、このコンプレッサーの馬力と圧縮性能に関しては正しく表示されていると言えます。
Aは圧力ゲージが正しいとして、正確に起動と停止が繰り返されました。
ところで、空気量119L/min.で塗装に足りるのか。たとえば岩田小型スプレーガンLPH-50はいずれも50L/min.でW-101-131Gは150L/min.です。単純に見るとW-101では不足するように思えますが、実際の使用圧力は試験値より低く設定される場合が多いので、よほどの連続的な塗装でない限りは、じゅうぶんエアー量は足りるはずです。ただしクルマなどの全塗装くらいとなると苦しいですが・・・。結論はW-101クラスの標準スプレーガン程度ならば吹けるということです。
【オイル式】
塗装に使うコンプレッサーならオイルフリー(オイルを使用しないコンプレッサーのこと)にこしたことはありません。けれどオイルフリーともなれば価格がこのコンプレッサーの10倍以上もします。オイル式の欠点はコンプレッサーが古くなってきたら、圧縮空気にオイルが混じるようなって、塗装には悪影響を及ぼします。ここでいう古くなってきたらとは「毎日3年以上使い続ける」といような意味です。通常のガレージワークでは毎日使うことはないだろうし、週に1回コンプレッサーを回すとして、これだけの運転時間を費やすには相当の年月が必要になる計算になります。また、コンプレッサーの耐久性だけでいえばオイルフリーよりオイル式のほうが長持ちするって知ってました?これは機械の構造によるものです。蛇足ですが・・・。
【騒音値92dB】
92dBという値は正直、静かだとはとても言えません。アネスト岩田の同レベルのレシプロコンプレッサー(20万円前後)は71dBですから、むしろ騒々しいと言ってもいいです。したがって一般家庭で夜間に使用するというのは、まず難しいでしょう。この点はこの価格に免じて目をつぶってください。目をつぶっても音に限っては静かにはなりませんが・・・。音は問題にならない場所でお使いください。消音ボックスを製作して、中に入れてしまうというのは手ですが。(吸気口は開けてください)
この商品は玄人本舗の取扱い商品の中では唯一といっていいほどアマチュア向けの商品で、ブランド商品ではありませんが、製品の動作確認は弊社で、できる限り吟味しましたので、以上ご了解のうえお買い求めください。
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