MaiU(マイ)
シングル回転ポリッシャー
今は昔、日立NUP-SR3(現在のSP-18) という塗装職人に愛され続けたベストセラー機種がありました。けれども、電機メーカーから発売されているポリッシャーというのは作業工具の1アイテムにすぎず、「磨き」というカテゴリーにおいては、残念ながら深く研究し尽くされていたかどうかは、疑問の残るところです。
「史上最強シングルポリッシャー」この表現が正しいかは別にして、 Mai の機能を一言で表現するなら
「深いキズを残さず、素早く切れる。」ことです。そういう意味で私は史上最強と呼ぶことにします。Maiの本体はリョービ製ですが、リョービの既成製品にはない、さまざまなオリジナル機構を備えています。かつてこれほどまでに「磨き」を極めたポリッシャーは存在しなかったでしょう。
■低速で高いトルク
Maiと従来型ポリッシャーとの決定的な違いは「低速でのトルク」です。
ポリッシャーの機能として最も重要な条件は押圧を強めても回転速度が落ちないこと。トルクの小さいポリッシャーは押圧を強めていくと回転数が遅くなります。 Maiは1100W という大きなモーターにより低速で負荷をかけても回転数が落ちることはありません。
■正逆回転式
スイッチひとつで、順回転/逆回転を切換えることができます。
これは塗装後のボカシ部をダウンカットの回転方向で磨けば、徐々に薄くなる塗膜をめくれ上がらせることなく、スムーズに処理することができるためとても便利な機構です。
■スピード調整
最近ではポリッシャーの機構としてはあたりまえになってきましたが
回転数は650 〜 2000R.P.M まで調整できます。
■グリップ
最小の力で最大の力が加わる設計。エルゴ・デザイン(人間工学)を採用しています。
ポリッシング作業は通常、利き手でポッシャー下部のグリップを握り、サブグリップをもう一方の手で握って作業します。
例えばSP-18はメイングリップと直角になる位置にサイドグリップを取付ける仕様ですが、Maiはサブグリップにひと工夫を凝らしてあります。
30mm ほどオフセットして取り付けるようになっています。グリップの材質は握りやすいように表面が柔らかな材質で覆われています。また形状は長くて丸いフォルムになっています。
これはボディーにポッシャーを傾けて作業することを想定しているためです。
【マイUの改良点】
1.コンミ部の耐久性が従来の約3倍に向上(ケイテックがテスト)
コンミ部やカーボンブラシの素材の見直し。さらにカーボン消耗時のコンミの破損を防ぐためスイッチオフタイプカーボンブラシを使用。
2.
ギア部の耐久性の向上
超高性能グリスを使用し、循環させる方法を工夫。
3.コードの耐久性を向上
コードの芯線を現行の1.25muから2.0muに変更。
4.グリップテープからラバーへの変更
本体メイングリップ部とグリップカバー部各々に、独立し、形にフィットしたラバーを張ることで従来より、握りやすくなりメンテナンス時の開閉が簡便になり、スイッチやコードなどの交換などの軽修理が容易になる。
■パッド
穴の開いた形状とひじょうにフレキシブルな新機構により、押圧を研磨面にたいして効率的に伝えることができます。マジックテープ脱着式。
■バフ
従来のバフというカテゴリーにおいて、「研削」を目的としたものは決まって研磨面に深いキズと曇り ( バフ目 ) を残します。また、仕上げツヤ出し用のバフは決まって削れない。すなわち、「削る」ことと「仕上げ」は相反する関係でした。一方、Mai に装着するディンプリングバフは「削れてしかも深いキズを残さない」理想的なバフです。マジックテープ脱着式。
・バフの表面素材
ケヰテックは、研磨後に残るバフ目の深さはバフ表面の素材に左右される点に着目し、表面素材の研究を重ね、ディンプリングバフシリーズにはひじょうにキメ細かな素材を採用しています。
・ディンプリングバフの内部構造
ちょうど輪切りにした蓮根のように穴の開いた軟質ゴム製のディンプリングボード ( 応力集中板と呼ぶ ) は、単位面積あたりに架かる力を集中することによって素早く研磨します。まさに、「削れても曇らない」研磨作業が可能になりました。
■Mai に装着するお薦めのバフは 2 種類
ディンプリング・バフシリーズには多くのラインナップがございますが、玄人本舗でお薦めしているバフは下記のものです。
・メインバフ ( ウール ) Φ 180mm。 マジックテープ脱着式。
研磨用として使用するバフで、表面素材がひじょうに細かな繊維からつくられています。また、スノウボードにマジック式で貼り付けて使用します。従来のバフはベースとフェイスが一体型になっているために、ベースがまだ使えるのに、表面素材が減った場合は交換するしかありませんでした。メインバフはバフの表面素材だけを交換できるシステムなので経済的です。
・スノウボード ( 標準ベース ) Φ 170
メインバフを貼り付けるための柔らかなベースです。 Mai では通常はこのスノウボードを使います。
・ソルトボード ( 堅めのベース。ピンク ) Φ 170
メインバフを貼り付けるための堅いベースです。広い面積の連続的な研磨作業にはこのソルトボードを使用します。ただし、研磨力が強いため、エッジ部分などは剥がさないように注意が必要です。
・ケーキ L( ウレタンフォーム ) Φ 185mm
Mai で使用する仕上げ用バフです。