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■通常のスパークル系アルミ |
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■プラッカ |
アルミ顔料の顕微鏡の拡大写真です。プラッカの粒子形状は、通常のアルミとは大きく異なります。通常のアルミは各粒子が独立していて、粒子間には隙間がありますが、プラッカはちょうど極薄の箔が重なりあって張り付くように隙間なく膜が形成されます。
金属的に見えるためには通常のメタリックのような粒状感があってはなりません。また、クロームメッキの表面にはこれがありません。プラッカがより金属的に見えるのはこのメカニズムによるものです。
語源:プラッカはイタリア語で「箔」を意味します。
■プラッカの使用方法
【全般工程】
・3コート塗装
@ベースコート塗装 Aプラッカ塗装 Bトップコートクリヤー塗装
ベースコートは通常ソリッドブラックを塗装しますが、ベースカラーを換えることによってユニークな高輝色の金属的なカラーが誕生します。
各工程では乾燥工程が必要です。
【塗料について】
・プラッカに使用している顔料の厚さは0.01μ〜0.03μで超極薄です。塗装適正膜厚は1μと極薄く塗装するために、下地の凸凹や下塗りのペーパー目はモロに仕上がりに影響しますので、ベースコートが平滑に塗装されていることが条件となります。ベースコート塗装後の中研ぎはできません。
【塗料の攪拌】
・缶を開ける前に1分程度塗料缶をよく振ってください。一般的な塗料よりも塗料粘度が低く、顔料の比重が重いため沈殿しやすくなっています。希釈せずに原液のまま塗装します。(粘度は気温20℃でイワタカップ7±1秒です。)シンナーにより乾燥スピードの調整はできませんので、塗出量とガンスピードでのせ具合を調整してください。
【スプレーガン設定と塗装】 薄く薄くのせる感じ
・メーカーは低圧ガンを推奨
・ノズル口径は1.0mmもしくはそれより小さいほうがよい。
・パターンは広め(25°以上)に設定する。丸パターンやパターン幅を狭くすることは禁物。
・エア圧は0.15Mpa〜0.2Mpaと低めの設定にしてください。
・塗出量は全閉より1.5〜2回転戻しまでで、通常より絞りめの設定です。
・ガン距離は10cm
・1度に厚塗りは避け、塗装回数は薄く5回〜6回塗りです。できるだけ均一に塗装し、各コート間はインターバルをとる。白曇がなくなったら次を塗装する。
・塗装ワークのイメージは小さなホウキでサッサッと掃く感じで 、素早くスプレーガンを動かします。
・塗装直後は塗装面は白っぽいメタリックですが、溶剤が揮発するにつれて徐々に輝度が増して金属感が出てきます。
・プラッカ塗装後は塗装面に触れないようにしてください。
【乾燥】
・プラッカ塗装後、トップコートクリヤー塗装までに一旦強制乾燥してください。70℃×30分。金属塗装の場合、可能であれば150℃×20分という温度設定までOKです。プラスチック部品の場合は80℃×30分を推奨ですが、肉厚の薄いものは熱により変形の恐れがある場合は70℃までにとどめてください。
プラッカの乾燥工程が終わったら、トップコートクリヤーの塗装へ移る。
【実践でのワンポイント その1】
プラッカを実際に塗装しましたが、メーカーが言うほど難しいことはありませんでした。指触乾燥は比較的速い。(30℃で1〜2分程度)隠ペイ性(色のとまり)もけっこういいです。2回〜3回でほぼいけました。通常より膜圧を薄めにスプレーすることをこころがければ、意外に簡単です。
むしろ、その後の乾燥がポイントです。不十分な硬化でクリヤーコートの工程へ進むと、溶剤による戻り(推測ですが)で粒子に隙間が空いてしまい、金属感なくなってしまいます。
(失敗例:プラッカ塗装時点ではメッキ調に仕上がりましたが、クリヤーを塗装すると普通のメタリックになってしまいました。)基本的に、クリヤー塗装までにしっかりと焼いたほうがよさそうです。
近日、シッケンズの水性、オートクリヤーWBをテストしてみることにします。(戻り防止効果?)結果はお知らせします。
【水性クリヤーでの塗装結果】(2007.1.30)
水溶性なら箔の戻りがないであろうとの推測から、塗装してみました。1回目のクリヤーからフルコートすると水性クリヤーでも目が開いてしまいます。水性といってもアルコール系の溶剤を含んでいるので、クリヤーの1stコートはバラ吹き程度に抑えて、1膜を貼って、少し乾燥させてから、フルコート2回吹きすると開きにくくなります。という結果でした。
*このように、塗装条件により完全なる「プラッカ=メッキ」に仕上がらない場合がございますので、その点あらかじめご了承ください。
【より金属調に仕上げるコツ】こうすればうまくいきました。(2007.6.7)
機種は小型のスプレーガンを使います。推奨はアネスト岩田LPH-50、近畿KX-3、サタminijet4、DevilbissSRiなどです。小物ならエアブラシでも吹けます。推奨機種はHP-TH、HP-G6
・スプレーガンの調整・・・エア圧、塗出とも絞ってパターン幅は通常より狭め。
・同じ箇所に何回かストロークを繰り返し、少しずつ少しずつ塗り重ねていきます。ミストコートぎみに吹いていきます。
・乾燥・・・自然乾燥で1日おいて、翌日クリヤーコートする。
このようにすると好結果が得られます。したがって大きな塗装物の場合は長時間集中力が必要なため、難しくなります。
【ベースの色をほかの色にした場合はどんな色調になるか】
通常ベースはブラックツヤ有を塗装しますが、グレーやホワイトにした場合はやや金属タッチが後退し白っぽく仕上がります。表現はおかしいですが、ちょうどプラモデルのメッキの様とでも言うのでしょうか、少し重厚感が失せるように見えます。グレーの場合はその中間くらいです。どうぞいろいろとお試しください。
■プラッカシリーズにはライト系とダーク系の2種類と、新発売のマイクロが加わりました。
@プラッカ・ライト
高輝度金属調の塗料です。プラッカ・ダークよりもややライト(明るい)な仕上がりになります。上からキャンディカラーなどを塗装する場合はプラッカ・ライトをお選びください。キャンディの鮮やかさが増します。
Aプラッカ・ダーク
プラッカ・ライトよりさらに反射率が高く、いわゆる鏡のような状態を再現する場合は、プラッカ・ダークをお選びください。像がくっきりと映ります。色目はプラッカ・ライトよりも、ややダークな仕上がりです。
Bプラッカ マイクロ 2008年7月発売
さらにメッキに近いものはないかとの要望により、ニューラインPLACCA MICROを新発売。粒状感を抑え、プラッカシリーズの中で最も輝度が高く、金属調に仕上る製品を開発しました。メッキ調塗料の最高峰です!!
玄人本舗ではそれぞれの塗料缶にアジテータカバーとスケルトンボトルのセットを販売しています。高価な塗料ですので、1滴たりとも無駄にせず、大切にお使いいただくために配慮しました。
プラッカ塗料単体もございます。
▲スケルトンボトル、アジテーターページはこちら
ご要望が多いので、ただいま、この2色とも塗り見本を製作中です。できましたら、当HPにてお伝えしますので、もうしばらくお待ちください。 |