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スクラッチシールド 採用車種とカラートリム一覧
| 車種 |
型式 |
色トリム |
色名 |
設定 |
| エクストレイル |
T30 |
KH3 |
ブラック |
SP |
| T31 |
AX6 |
バーニングレッド(2S) |
標準 |
| B53 |
サファイアブルーPM |
標準 |
| G41 |
ダイヤモンドブラック(P) |
標準 |
| K51 |
ブルードシルバーM |
標準 |
| K55 |
アイアングレーM |
標準 |
| KYO |
ダイヤモンドシルバー2M |
標準 |
| QX1 |
ホワイトパール3P |
標準 |
| フーガ |
Y50 |
K52 |
ストラフィアブルーPM |
標準 |
| KAC |
タイタニウムグレー(TM) |
標準 |
| KH3 |
ブラック(2S) |
標準 |
| シーマ |
F50 |
BW5 |
ダークブルー2P |
標準 |
| HAA |
ウォームサテンシルバーTM |
標準 |
| K23 |
ブリリアントシルバーM |
標準 |
| KH3 |
ブラック(2S) |
標準 |
| QAA |
クリスタルホワイトP(3P) |
標準 |
| プレジデント |
F50 |
BW5 |
ダークブルー2P |
標準 |
| K51 |
ブルードシルバーM |
標準 |
| KH3 |
ブラック(2S) |
標準 |
| QAA |
クリスタルホワイトP(3P) |
標準 |
| スカイライン |
V36 |
A51 |
クリムゾンレッド3P |
標準 |
| K23 |
ブリリアントシルバーM |
標準 |
| K51 |
ブルードシルバーM |
標準 |
| K52 |
ストラフィアブルーPM |
標準 |
| KH3 |
ブラック(2S) |
標準 |
| QAA |
クリスタルホワイトP(3P) |
標準 |
| ティアナ |
J32 |
B20 |
サファイアブラックP |
標準 |
| B46 |
ルナブルー(TP) |
標準 |
| K23 |
ブリリアントシルバーM |
標準 |
| LAA |
ディープアメジストグレー(PM) |
標準 |
| NAB |
フランポワーズレッド(2P) |
標準 |
| QX1 |
ホワイトパール3P |
標準 |
| ムラーノ |
Z51 |
AX5 |
ボルドーレッド2P |
標準 |
| CAB |
グレイッシュブロンズM |
標準 |
| K23 |
ブリリアントシルバーM |
標準 |
| K51 |
ブルードシルバーM |
標準 |
| KH3 |
ブラック(2S) |
標準 |
| QX1 |
ホワイトパール3P |
標準 |
| RAA |
ダークブルーP |
標準 |
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■スクラッチガードコートとは
スクラッチガードコートとは、新開発の軟質樹脂を配合したクリヤ塗装のことです。
クリヤに柔軟性を持たせることで、一般のクリヤ塗装に比べてキズがつきにくくなり、さらに軽度のキズなら時間の経過とともに復元するという特性を持っています。
■採用車種一覧
当初、日産ではスクラッチガードコートという名称で発売されていましたが、以後スクラッチ・シールドという名称に変更され、新車種に採用されています。2009年1月現在の採用車種とカラートリムは以下のとおりです。
効果は、使用状況にもよりますが約3年程経過すると徐々に低下します。メンテナンスについては、一般クリヤの濃色車と同じで、注意点としてはコンパウンド(研磨剤)の入っていないワックスを使用するということくらいです。
しかしながら、まったくキズが付かない塗装ではありませんので、それなりの配慮が必要です。
一言で言うと耐スリ傷クリヤの進化版といったイメージです。
軽度のキズとは、洗車の拭取り作業時に付くようなキズであり、回復するとは簡単にいうと“極小さな凹み(キズ)が戻る”ということで、軽微であっても“塗膜が削られた・切れた”というキズは復元しません。
■スクラッチガードコートの識別
スクラッチガードコート塗装車には、日産自動車で以前から採用されているスーパーファインハードコート(SFHC)のような“識別ステッカー”はありません。コーションプレートに記載の社内記号(MODELMODELO)18桁目“C”の有無で識別できます。
■スクラッチガードコートの補修塗装
スクラッチガードコートの補修対応には、専用クリヤ“ASAPクリヤ”(AntiScratch Advanced Paint)を使用します。
■ASAPクリヤ作業上の注意点
- ブロック塗装を基本
補修用耐スリ傷クリヤの発売当初は、クリヤのボカシがかなり難しいということがありましたが、このクリヤはそれほど難しくありません。しかし基本はブロックです。
- ボカシ塗装時は専用ボカシ剤使用を厳守
ボカシ剤に硬化促進剤が入っています。使用しないとボカシ際の硬化不良の原因になる可能性があります。
- 調合済みクリヤの可使時間(ポットライフ)が短い
一般クリヤと比較して、可使時間が短いので、カラーポットライフ時間表ベース塗装後に調合した方が良いでしょう。
- 乾燥時間
一般クリヤと同等、塗膜性能確保のために、乾燥条件はしっかり管理する必要がありますが、乾燥時間が長いということはありません。
気温 |
可使時間 |
20℃ |
2.0時間 |
30℃ |
1.2時間 |
40℃ |
0.8時間 |
手順 |
条件 |
温度と時間 |
設備(工程) |
1 |
セッティング |
常温×10分 |
塗装ブース内(カラーベース塗装後) |
2 |
予備乾燥 |
40℃×10分 |
塗装ブース内 |
3 |
本乾燥 |
60℃×20分 |
塗装ブース内またはパネルヒーター |
4 |
ボカシ際強制乾燥 |
80℃×60分 |
パネルヒーター |
*乾燥温度はパネル表面温度です。非接触温度計等での管理が理想的です。
- 指触乾燥時間は耐スリ傷クリヤと同等
本乾燥時間は通常クリヤと同等ですが、指触乾燥時間は、耐スリ傷クリヤと同等程度の時間です。したがって、ゴミの付着を低減するためにも、しっかりとした塗装ブースを使用する必要があります。
- 中研ぎは不要
実際に塗装してみて、耐スリ傷クリヤで行うような、中研ぎを行わなくても、塗り肌を平滑に仕上げやすいクリヤです。
- 磨きは大変
実際に磨きを行いましたが、やはり「キズが付きにくいクリヤ=磨きにくいクリヤ」ということがいえます。特にゴミがたくさん付いた、または肌を荒らしてしまった等の理由で#2000ペーパで研磨した場合、磨き時間は一般クリヤの約3倍程度の時間がかかってします。
ですから極力ゴミを付けないよう細心の注意を払い、塗装ブースで作業する必要があります。できる限り塗り肌を合わせ、磨きはゴミ・ブツを取り全体は軽く磨く程度にしないと、作業時間がかかります。
また、ゴミ取りも#3000相当のペーパを使用することをお勧めします。#2000を使用しても、何らかの原因で深いペーパ目が入った場合には、そのペーパ目消しにかなりの労力を要します。
製品名 |
調合比率クリヤ:硬化剤:シンナー |
ASAPクリヤ |
100:50:0〜7 |
■樹脂部品
スクラッチガードコート塗装車の樹脂補給部品(バンパミラー、ドアミラー、フェンダーミラー)はカラードで「スクラッチガードコートが施工された」部品が供給されます。
■まとめ
今回、「スクラッチガードコートの補修」を実際に行って、やはり「キズの付きにくいクリヤ=磨きにくいクリヤ」 ということを再認識させられました。こういった特殊性能を持ったクリヤを補修する際は、マニュアルを熟読して特性をしっかり把握してから、作業をする必要があるでしょう。
また、このようなキズの付きにくいクリヤは、今後さらに採用が拡大されてくることも予想されます。したがって作業者には、「肌を塗りで合わせる技術、いかにゴミを付けないか」といった工夫が求められます。
さらには、「塗り肌調整しやすい塗料・スプレーガン」、「研磨力があっても深いペーパ目の入らない研磨ペーパー」、「切削力があってもバフ目が残らないコンパウンド・バフ・ポリッシャー」などの開発が望まれます。こういったことが実現すると、作業時間の短縮・仕上げ品質の向上につながり、補修塗装業界全体のレベルアップにつながっていくのではないでしょうか。(*自研センターニュースより一部引用 )
塗料は日産の部品流通で市場に供給されていますが、製造は国内の塗料メーカーに依頼して開発された塗料であると推測しております。
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