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2010.9.29
コンプレッサーでお困りの方がコンプレッサーを作りました!?
■玄人本舗のお客様で、たまにお近くの方で直接店舗にいらっしゃる方もおられます。
数ヶ月前、会社が近いということもあって、店舗にこられた方が。
アサイミルク社長の浅井さんです。
会社にこられる方で塗装関係のお仕事をされている方などはいらっしゃいますが、浅井さんは牛乳屋さん。
どういった用件なのかと思いお話を伺ったところ、なんでもコンプレッサーの調子が悪いということでした。
趣味でエアブラシを使っているが、うまいこといかない。
エアブラシを色々購入し、試してみたがうまくいかない。
これはコンプレッサーにせいだろう!ということで、聞いてみるとなんでもそのときにお使いだったのはクレオスの「L7」というホビー系メーカーのコンプレッサー。
かたやお使いのエアブラシはインフィニティやコラーニといった高級エアブラシ!
そこでエアテックスのコンプレッサーをご購入いただきました。
その後、何度もご来店いただき、いろいろと周辺パーツやエアブラシ等も揃えられていましたが、浅井さんには一点ひっかかるところがあったそうです。
それは初めてご来店いただいた際に「なんなら金魚の(水槽の)ポンプでもエアブラシはふけますよ」という弊社スタッフの言葉。
実際に家で試され、「吹けへんがなっ!」という結果に…。
それをきっかけに身の回りのものでなにかコンプレッサーの代わりになるものはないかと探されたそうです。
雨の日も、風の日も試行錯誤を繰り返し…
ついに完成したのです!

ペットボトルタンクの「エコブラシ」が!!
構造もシンプル!
自転車の空気を入れる足踏み式の空気入れ→ペットボトル→レギュレター→エアブラシというカンタン設計!
当然音もなく静か!経済的!停電のときでも使えます!
まさに「エコロジカル・エアブラシ」です!
「お金をかけずに完成させる!」というコンセプトのもと、いろいろ苦労されたようで、特に逆支弁は一番身近な自転車のバルブを使うなど、こだわりが見えます。

ペットボトルも炭酸飲料のものを使用し(圧に強いんだそう)、実際に使用する場合は万が一破裂しても飛び散らないよう袋に収納。

あとはもともとあったホースなどを駆使して…ん〜すばらしいっ!!
いやいや、ちょっと待ってくださいよ。
本当に吹けるんですか?ということで実際にテストを敢行。
まずは足踏みの空気入れで1.5Lのペットボトルに0.4MPaまで圧を上げます。

そしてTR1で空吹きの状態で、実際の作業に支障をきたさない0.2MPaに下がるまでどれぐらいの時間もつのか実験です。
その結果は以下の通り。
ペットボトルの圧
(スタート時) |
レギュレター
の圧 |
エアブラシ |
ペットボトルの圧が
0.2MPaに下がる
までの時間 |
| 0.4MPa |
0.18MPa |
TR1(0.3mm) |
40秒 |
「たったの40秒?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、吹きっぱなしの40秒です!
結構な長さですよ。(実際に40秒計って吹いてみてもらえばわかると思います。)
さらに圧が0になるまで、1分半もの時間を要しました。
ただ「何秒」と言われてもピンとこないかと思い、実際にエアブラシで絵を描いてもらいました。
使用したのは玄人本舗初級エアブラシ講座でもおなじみの「エアーブラシで水墨画【鯉】」です!(浅井さんの私物をお借りしました。ありがとうございます。)
TR1のカップ8分目ぐらいまで希釈した墨汁を入れ、いざテスト。

四つ切の画用紙に鯉の輪郭を描くテンプレートを貼り付けます。
そして水の流れを描いていきますが…

まだいける。

まだまだいける。

もっといける。

おお!まだいくか!というほど吹きつけカップの墨汁がなくなりました!

ちょうど画用紙のほうも水の流れを描き終わり、圧も0.2MPaを少し切りました。
見事!ペットボトル一本でここまで描くことができました!

その後、合計6回空気を入れて2匹の鯉が完成!!

このペットボトル「エコブラシ」、かなり実用性があり、子供ダマシじゃない完成度!
そのすばらしさに驚いていると…
「実は自転車仕様もあるんです。」と浅井社長。
なんですと!?それは聞き捨てなりませんな!ということで拝見させて頂きました。

今度はペットボトルの代わりに自転車のタイヤを使ってエアブラシを吹くシステムです。
若干ペットボトルの時とは自転車の仕様が変わったように見えますが、ペットボトルのふたの部分をホースに変え、空気入れも足踏みじゃないものに変えただけです。
こちらもペットボトルのとき同様どれぐらい吹けるかテストです。
テストの結果は以下の通り。
タイヤの圧
(スタート時) |
レギュレター
の圧 |
エアブラシ |
タイヤの圧が
0.2MPaに下がる
までの時間 |
| 0.4MPa |
0.18MPa |
TR1(0.3mm) |
85秒 |
テストの結果の通り、圧が下がるまでの時間はペットボトルの倍以上!
圧が0になるまでには3分以上かかりました!

うん!これなら自転車に乗ってどこへでも絵を描きにいけますね!!(わっ!おしゃれっ!)

自転車に乗りながらだって吹けちゃいます!
※注)エアブラシを繋いだ状態での自転車の運転はやめましょう。ホースが絡まります。
と、そこで浅井社長が一言。
「ま、コンプレッサー使うのが一番なんですけどね。」
いや、それを言っちゃだめでしょっ!!
今回ご協力いただいたアサイミルクさんのホームページはこちら→
アサイミルク
〒600-8871 京都市下京区西七条北東野町80
TEL 075-313-3080
URL http://asaimilk.jp/
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