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スプレーガンを選択する場合まず、2つの選択肢に突きあたります。それは重力式にするか?吸上げ式にするか?それはそれぞれのメリット、デメリットがあります。
上カップ(上にカップを取り付けるスプレーガン) = 重力式
下カップ(下にカップを取り付けるスプレーガン) = 吸上式
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下カップ
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上カップ
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小面積の塗装をする場合、上カップは塗料が重力で自然に供給されます。これに対し吸い上げ式(下カップ)は塗料を吸い上げるのにある程度エアー圧が必要となるため、エアーを絞って吹く細かな作業がし辛くなります。また、下カップの場合、塗料をある程度補給しておかないとスプレーガンを傾けて塗装しようとしたとき、カップ内のパイプが届かない場合は塗料を吸い上げることができないため、いわゆる「息ツギ」現象がでます。
また、カップの容量についてですが、上カップは比較的容量の少ないものが多く(最小150ccくらいから最大600cc程度)下カップは容量の大きいカップ(最大1000cc)があります。主な用途が大面積の塗装の場合は塗料をしょっちゅう注ぎ足さなくても良いので、吸い上げ式(下カップ)が良いでしょう。
重量も選択に関わる重要な要素です。カップの容量が大きくてさらに塗料を満タンに入れるわけですから、スプレーガンやカップ自体が重い場合、とても腕に負担がかかります。できるだけ軽いものを選ぶことをお勧めします。
上カップのデメリットとして重い物(カップと塗料)が上にくるより下のほうがバランス的にはよいのではないかという意見です。これはもっともな意見です。また、ちょっと作業を中断してスプレーガンを置きたい場合、カップが傾いてしまうので置けないという意見も・・・。この点は最近ではよく研究されていて、ほとんどのメーカーからカップの下にレッグ(げたのようなもの)が付いたものが発売されていてこれでスプレーガンが置けるようになりました。ちょっとしたことですがとても便利です。
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レッグ
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レッグを使い置いた状態
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それから、上カップのスプレーガンを使うときよくやることですが、塗装箇所によってカップの角度を変えたほうが吹きやすい場合があります。上から下に向けて吹く。あるいは下から上に向けて吹きたい。上カップは空気穴がカップの頂上についているので、穴から塗料が漏れないようにするためにカップの角度を変えます。この場合通常のカップは蝶ネジを少し緩めてカップの向きを変え、再び手で蝶ネジを絞める。少し不安があるのは、手で絞めるため絞め弱いとスプレーガンを振っている最中にカップのネジが緩んでカップがおじきしたときです。
簡単に言ってますが、こうなればカップの塗料をぶちまけて、ブースの中で洪水という悲惨な結果となります。スプレーの経験がおありの方はこの説明でじゅうぶんに理解していただけると思います。それを防止する便利な「フリーアングル機構」というものが登場していますのでご紹介します。これはカップの取り付けネジを始めにスパナで強めに絞めきって使います。カップの角度を変えたいときはワンタッチで手で動かしてやれば瞬時にその角度で固定するスグレモノです。蝶ネジを手で緩めたり絞めたりする必要はないのでそんな失敗はありません。まだお使いでない方は一度お試しあれ。
もうひとつ、上カップでカップの内面にテフロン加工の施してあるカップがあります。このカップは洗浄がとてもラクにできます。ただしちょっと価格が高いですが。
■フリーアングルカップの塗装の流れ。図のようにカップのアングルはワンタッチで変更可、自由自在
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