塗装機器メーカーのパンフレットを見てみると、スプレーガンのスペックなどは詳しく書かかれてはいるものの、握り方や具体的な使い方についての記述については、ひじょうに少ないのが現状です。それは「各スプレーマンの個性に任せている」といえば聞こえは良いが、初めての人にはよくわかりません。それでは実際、プロはスプレーガンをどのように握っているのでしょうか。プロとアマの違いなどを、レポートにまとめてみることにしました。
【グリップ】 プロは @ワン・フィンガー or Aシングル・アンカー
さきほど「個性」と言いましたが、大きく3パターンがあります。
@ワン・フィンガー
Aシングル・アンカー
Bツー・フィンガー
まず名称ですが、トリガー(引き金)を何本の指で引くかということで、1本指で引く場合は1フィンガー、2本で引く場合は2フィンガーと呼びます。次にアンカーとは、スプレーガンを固定する方法を意味していますが、通常スプレーガンには、グリップの下の部分にアンカーと呼ばれる突起が出ています。これはガンを握ったときのズレ留めの役目をしています。つまりAのシングル・アンカーとは、このアンカリングの際に、1本の指を使うということで、こう呼びます。アンカリングする指には、スプレーガンの重量が架かりますので、プロはこのアンカリングの指の内側に、「ガンダコ」ができます。@とBは薬指に、Aは小指に「ガンダコ」を作ります。
さて、3種のグリップの違いですが、トリガーを引く指に人差し指を使うかどうかですが、@とAはプロのグリップで、人差し指は使わない。Bだけは使います。(どちらかというとアマチュア仕様)
この理由は次のように理解してください。スプレーガンの運動は、トリガーの引き戻しと、左右(あるいは上下)の運動を同時に行います。この運動時にスプレーガンをホールドするために、親指と人差し指を使います。よってプロはトリガー操作を、これ以後の指で行います 。
【アンカリング】

|