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キャンディーを塗ろうと思うけど、どれを選べばよいのか? どういう方法で塗るのか?こういう疑問にお答えしたいと思います。
まず、塗料を選ぶ前にキャンディーカラーの特性を理解する必要があります。キャンディーカラーはひじょうに透明性のある鮮やかな原色です。透明であるがゆえに、隠蔽力(下を覆い隠す力)が弱いということをまず理解してください。したがってキャンディーを塗る前に何らかのベースカラーを塗る必要があります。塗りあがったときキャンディを透してベースカラーが透けて見え、ベースカラーとキャンディカラー2色の合成により色鮮やかなキャンディーカラーが生まれます。
【色のお話】
色の三要素は「色相」「明度」「彩度」です。
・色相・・・色合いを表します。赤、黄、緑、青、紫という要素です。
・明度・・・色の明るさを表します。例えば白はもっとも明度が高く、黒はもっとも低い。
・彩度・・・色の鮮やかさを現します。冴えた色、濁った色という要素です。
ちなみに白、グレー、黒は色相、彩度はありません。
・ポイント@
【ベースとキャンディーの明度を近くする】
3要素のなかでベースカラーとキャンディカラーの組み合わせを考えるうえで、特に大切なことは明度です。前述したようにキャンディーカラーは隠蔽性(色トマリ)が弱いため、スプレーパターンが重なったところは濃くなり、これが色ムラの原因になります。色ムラを目立たないようにするにはベースカラーとキャンディーカラーの明度差をできるだけ近くすることです。例えばキャンディの01ブランデーワインを選んだら、ベースはBC-03ギャラクシーグレーというガンメタ系を選ぶ。BC-02シルバーを塗るよりもムラは判りにくくなります。ただしこの場合、色の鮮やかさという点ではシルバーベースには1歩譲ります。
キャンディー02ライムゴールドならベースはBC-02シルバーを選ぶという具合です。
・ポイントA 【キャンディとベースの色相について】
特にお伝えしたいのは色の補色関係です。つまり反対色のことですが、これは避けたほうがよろしい。ご存知かも知れませんがカラーチャートの対角にある色(反対色)を掛け合わせると黒あるいは濁ったグレーになります。キャンディーカラーは冴えた色が特徴であるにもかかわらず、そうなっては効果は薄れます。ただし、特殊な効果を狙う場合はこの限りではありません。基本は対角色は使わないというだけで対角よりズレた色同士は有りとしておきましょう。できれば90°くらいまでにとどめるほうが賢明です。
【キャンディーカラー、ベースカラー塗料は何を選ぶか? 】
さて、いよいよ本題の塗料についてです。
■キャンディー初めてならズバリKBCがよい。
・ハウスオブカラーのキャンディとして使える塗料はUK、KK、KBCの3種類があります。UKは2:1のウレタン系塗料です。KKは塗料の元ネタというようなものでバインダー(塗料の樹脂成分)が入っていないので、何らかのクリヤーなどに混ぜて使用します。KBCは本来の目的はキャンディーと同色のキャンディーベースコートとして使用するための塗料です。今回、玄人本舗でお勧めするのはこのKBCです。特徴は色着きがよいこと。塗装回数は通常UKキャンディーならば標準で8回塗装するとして、KBCならば4回で同レベルまでもっていけることです。8回も塗装するとなるとその間にゴミがかむこともよくあります。KBCならばゴミのリスクは1/2になります。
KBCの色合いについですが、UK、KKと比べ仕上がりは少し濃い目に仕上がります。基本的にはUK、KKと同一顔料を使用していると考えられるので、同じ色のキャンディタッチに仕上がります。KBCを使う場合でも必ずベースコートは必要になります。色の種類も同色の20色があります。KBCは1液タイプの塗料で塗料100部に対してRUデューサー50部の割合で希釈して塗装します。
■ベースコートは何がいいか? 標準はBCを使うのがいい。
ハウスオブカラーのキャンディーに使えるベースコートには主なところでBC、FBC、PBCがあります。上から塗るキャンディーがダーク系の場合、塗装回数が多くなるほどメタリック感が隠れていきますので、粗目のメタリックのほうがより冴えた感じに仕上がります。キャンデーがライト系(薄色)の場合はFBCでもいけます。PBC(パール)もベースコートに使うことはできますがベースに使う意味はあまりなさそうです。
よく受ける質問ですが、「ベースコートに手持ちのメタリック塗料は使えるかどうか」ということですが、経験則から判断すると問題はなさそうです。ただし、これはオフィシャルの答えではありませんのであしからず。
【トップコートクリヤー】
最後になりましたが、キャンディーカラーは3コート塗装が基本です。
3コートとは
@ベースコート塗装
Aキャンディー塗装
Bトップコートクリヤー塗装
という3工程の塗装のことです。
また、各々の工程では数回に分けて塗装します。@ベースコートは3回 AキャンディーKBCの場合4回(UK、KKなら8回程度) Bトップコートは3回
この場合なら合計で10回というようにかなりの回数塗装します。
さて、 トップコートクリヤーですが、ハウスオブカラー純正のクリヤーにはUFC19という製品がありますが、率直に言って最終塗膜硬度があまり堅くありません。少々不謹慎ですがクリヤーは各塗料メーカーから優れたクリヤーが発売されておりますので、クリヤーに関してはお好みのもの選ぶのも手です。いまさらラッカーはないと思いますので、ウレタン系の2液タイプをお使いください。
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