古今東西/自動車用塗料 
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【塗料販売 古今東西】
  この章では塗料メーカーの舞台裏を、少しお話したいと思います。また、塗料と言ってもあくまでもオートリフィニッシュのカテゴリーにおいての話です。

 さて、オートリフィニッシュで塗料メーカーがもっとも労力を要するところは、クルマの配合データの追跡です。

  ボディーカラーのチェック
   
  新車塗装ライン

  その前に少しお話しますと、実は新車の色はブレているのです。こういうと一般の方は驚かれると思いますが、業界関係者の多くはすでにご承知であると思います。ブレているとは、同じ色番号であれば本来同じ色であるべきところが、生産ライン(各地の工場)の違いや、塗装ラインのセッティングの違いから、極論すれば同じものは二度とできないということです。これは国産車も輸入車も同じです。これらは、ほんの僅かな塗装膜厚の違いにより、色が違ってくるわけです。

 ともかく、塗料メーカーの配合データ追跡に話を戻します。
 塗料メーカーは新たなラインナップを開発するとき、まずその原色ライナップを決定します。一度決定すれば、すべての配合データは、その原色で作られ、変更をすることはできないため慎重を要しますが、ここまでは比較的短期間でたどりつけます。

  さて、ここからが問題で、それらの原色を使ってクルマの配合データを作成する作業に入ります。まず、各車の基本配合を作成し、さらに「色ブレ」配合を追跡していきます。とは言えこれは膨大な作業になります。たとえば今回レアルでデモしましたトヨタ1E7の修正配合データだけでも29色がVフォーミュラーの中にあります。これらのデータがある程度そろったら、ようやく塗料が上市されます。

 また、塗料メーカーでは以後もそのデータを追跡し続け、ようやく実用に支障のない数まで到達するには、ある程度の年月を要するわけです。オートサービスショーなどで、塗料メーカーから新しい塗料が発表され、塗料の性能自体はたしかに上がっていて、いいものにはちがいありませんが、発売されてもしばらくのあいだは、実用データが揃っていないというケースも少なくありません。

 日本のカーメーカー新車ラインに納入している塗料メーカーとしては、日本ペイントと関西ペイントが代表的なメーカーですが、日産に限ってはカルロス・ゴーン氏がCEOに就任して以来シフトが変わり、現在はドイツの化学メーカーBASFが塗料を供給しています。

 さて、車の塗料配合データを追跡するうえで、新車ラインへの納入メーカーは有利であることは明らかです。これらのメーカーは新車が発表される前段階から、データ追跡を開始できるからです。否納入メーカーは市中にニューモデルが走り始めてからになるため、その作業は一動作の遅れをとることになります。

 また、そのデータの精度においても、自社が新車ラインに塗料を供給しているならば、有利であることは明らかです。新車ラインと補修用塗料は異なりますが、少なくともその塗色の使用顔料は解っているわけですから、データを割り出しやすいということになります。

 私はいつも不思議に思っていることがあります。それは、自動車補修用塗料の販売戦略において、新車ラインへの納入塗料メーカーは、それだけのアドバンテージがあるにもかかわらず、そのことを表立ってアピールしないことです。

 日本の企業は紳士的であると言われています。アメリカの企業などは、競合他社をプルダウンするような比較広告を全面的に押し出すような手法を、よく用いますが、日本はそれを好しとする風土ではなく、そこには「武士道」が存在するとも感じとれるくらいです。

 さらにもうひとつ理由が考えられます。それは、塗料メーカーにとって顧客であるカーメーカーへの気づかいからです。さきほど述べました新車に「色ブレ」があることが公になるならば、カーメーカーにとっては、どちらかというとネガティブな要素であることに違いはないからです。

 さきほど日産の塗装ラインの話をしましたが、BASFは日産のラインへ塗料を供給しており、このBASFは補修用塗料としてGLASRIT(グラスリット)とR-M(アール・エムと呼び、オリジナルネームはリンシッド・メーソンの略)という2つのブランドを保有しています。数年前より、日産のBP内製化工場は系列の部品販売会社より、日本の塗料メーカーであるR社の補修用塗料を供給するようになっています。ここで、ひとつ不思議な点にお気づきになったかと思いますが、カルロス・ゴーン氏の指令により、新車ラインがBASFになったのならば、普通に考えるなら、日産の系列会社である内製化工場の補修用塗料も、GLASRITかR-Mのどちらかのブランドになるはずですが、国産塗料メーカーのR社になっています。

 少し、国産R社のお話をすると、R社は補修用塗料の専業メーカーで、新車ラインへの塗料供給実績はありません。補修用塗料では意外にもボディーショップ向けとしては比較的シェアを獲得していますが、カーメーカー系列の内製化工場へのシェアは低かったため、日産はどうしても欲しかったのでしょう。日産へのアプローチが功を奏して、指定されたわけです。R社製品の発売を見ていると、その考え方が読み取れます。次世代の製品開発は後発で、他社の実績を見ながらその分野へ参入するという方法で、価格は競合他社製品よりも低く抑えるというやり方です。唯一例外は、水性塗料でかれこれ10年以上も前に、英国の化学メーカーICIの塗料を日本に上市しましたが、これは発売の時期が早過ぎたのか、ほとんど普及せずに、事実上廃盤となっています。R社は1液型(溶剤の多い従来型の塗料)を発売後、ハイソリッドや水性といった環境対応型の製品開発は遅滞しています。今後の日産内製化工場は、どのような動きになるのか注目されるところです。

■外資系メーカーの変遷
 外資系法人は吸収、合併が繰り返され、徐々にその規模を拡大していく構図があります。現在、日本でもM&Aという言葉が一般的になり、塗料メーカーも時折M&Aにより合体するケースをみかけます。日本では塗料メーカーの、そのほとんどが単体事業として存在していますが、外資系の場合は、親会社は総合化学会社で、その1部門に塗料ブランドが位置するというケースが多く、そのあたりも含めて塗料ブランドの変遷を記します。

 

・Dupont
 別ページの「自動車塗装の歴史」にありますが、日本へもDucoというデュポンのラッカーがアメリカより入っておりました。これは日本での歴史も古く、おそらく1960年頃にはすでに輸入されていたようです。それ以来デュポンの塗料は進化を遂げ、現在はハイソリッド型であるLEタイプや水性塗料も開発しています。

 デュポンの塗料は他の自動車用塗料とは違う、大きな特徴をもっています。通常の塗料の原色はバインダーが含まれているもので、例えばウレタンであればアクリル(ポリ)ウレタン樹脂、1液型塗料であればそのバインダーが含まれています。
 デュポンの塗料はボディーカラーを調色するときに、バインダーの種類を選択することができます。つまり、1液のバインダーを選択すればその塗料になり、ハイソリッドで塗る場合は6000というバインダーを選択します。厳密にいうと原色にバインダーが入っていないのではなく、どの塗料の種類にも混ざる中間的な樹脂が入っていることです。このシステムはデュポンが特許を取得しています。
  通常、塗料の種類をかえる場合は、その種類の原色を一式揃えなければなりませんが、デュポンの場合は、バインダーを買い足すだけで、新しいシステムへ移行できるわけで、ロスがありません。
▲関連情報:デュポン原色ミニ塗料 Deccade(デカド)

 さらに、後述しますが、数年前にスタンドックスを傘下におさめました。これを加えるとオートリフニッシュのカテゴリーでは、おそらく世界的なシェアはナンバー1ではないかと思います。▲デュポンのクリヤー頁へ

 

   

・STANDOX
 ドイツのメーカースタンドックスは1990年頃に、大日本塗料との提携で日本に上陸を果たしました。スタンドックスはMercedesの推奨塗料として、ヤナセをはじめとした輸入車ディーラー内製化工場に普及しました。当時メルセデスの取り扱いがあった全国の三菱系ディーラー内製化工場でも使われていました。
2002年頃M&Aによりスタンドックスはデュポンの傘下に入りました。吸収された都合からか、あるいはヨーロッパでは全面水性化のあおりから、ハイソリッドの需要がないためか、以来溶剤系塗料のモデルチェンジはなく、ハイソリッド化はなされていないようです。
  また、水性塗料はパッケージの違いにより、スタンドハイドとデュポンのパーマハイドという2ラインを保有しています。ちなみに、この水性塗料は元々これもデュポンがM&Aにより取得したSpies Heckerというブランドのものです。

 

・Sikkens (アクゾノーベル)
 オランダの塗料ブランドであるシッケンズの自動車用塗料は日本へは1985年頃より、輸入されるようになりました。これを契機に外資系塗料が日本市場一般に広まるきっかけとなりました。日本へは、日本の塗料メーカーである東亜ペイントとの合弁で「東亜アクゾ」という会社が設立され、シッケンズが流通していました。現在は単独の「アクゾノーベルコーティング」という法人名称です。この間もオランダ本国でのM&Aを経て、社名が変更になっています。「AKZO NOBEL」は総合化学会社で、ダイナマイトを開発した「ノーベル賞」のNOBELで、これを吸収したものです。▲シッケンズクリヤー

・Lesonal
 アクゾの第2ブランドとして、シッケンズの後陣を配しているかのように見える、ブランドでありますが、ドイツ本国では、歴史のあるブランドです。1液ベースコートのLesonal SBはハイソリッド型ではありませんがが、隠蔽性がよく、日本車も含め、世界のクルマのカラーデータも豊富にそろっています。ちなみに、これらのデータは、シッケンズと同様、WEBで自由に検索できるようになっています。昨今、原料高騰で国産塗料メーカーが相次いで値上げの様相を呈していますが、案外、外資系ブランドのほうが安いということも出てきた。特にレゾナールはコストパフォーマンスに優れている。トップコートクリヤーもしかり。

  

   

・PPG
 PPGは従来、イサム塗料との提携で日本総輸入元として1990年頃日本市場に入ってきました。それ以前に、実際はさらにさかのぼること15年くらい前、すでに小さな日本の商社経由でアメリカより上陸をはたしておりましたが、上塗りの塗料は普及をみませんでした。その結果から察するに、前出の配合データの問題で、それ専門の部署がなければ、とうてい対応はできないものだという推測ができます。
  さて、結果から言うと2004年に日本の総代理店がイサムから関ペに変わりました。イサムは大急ぎで次々と自社塗料のアクロベースに置き換えを敢行し、約7割くらいは置き換えに成功しましたが、残りの3割は、現在関ペの流通でPPGがリピート供給されているようです。

 

   

・R-M (BASF)
 元々はアメリカで生まれた塗料メーカーで、時は確かではありませんが、日本に入ってきたのは1970年頃としておきます。当時自動車用の塗料に一部エナメルが使われるようになって、それが日本へ輸入され、販売されましたが、再補修時にチヂミが発生したため、補修がきかないというクレームが各地で発生しました。団塊世代より年配の方は記憶されていることでしょう。その後1985年頃、日本油脂との合弁により日本市場に上市されました。そのころは日油が日本で製造していたものがありました。その後2002年頃、日本油脂と切り離され、現在は単独で輸入品のみの流通体制になっています。
  また、R-MもStandox同様、VOC対応は水性塗料で考えているようで、現在、日本で市販されている溶剤型は従来型の1液ベースで、ハイソリッド化はなされていない。

 

   

・Glasurit (BASF)
 これもM&Aによりドイツの総合化学メーカーであるBASFが、同じくドイツの塗料ブランドのグラスリットを傘下におさめました。BASFはオートリフィニッシュでは、このグラスリットとR-Mという2つのブランドを保有しています。もともとグラスリットはヨーロッパでは強く、欧州車、例えばポルシェをはじめ、多くのメーカーの推奨塗料になっています。10年くらい前までは、小規模の日本の商社から輸入されていましたが、フォロー体制の問題で輸入を中止したため、現在、日本の市場では、残念ながら手に入れることができません。



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