マジョーラというのは多方向性といいまして、見る角度によって色が変化するという特殊な原色です。原料はクロマフレアと呼ばれ、アメリカより輸入されていて、各塗料メーカーはその原料を使って自社の塗料に加工し、原色を製品化しています。しかもコストはひじょうに高価です。カーユーザーのカスタム思考からか、そのような新車が売れるような時代になっています。
■日本のカーメーカーから出ている「マジョーラ原色」を使った新車の塗色一覧
【マジューラの塗色と塗装方法について】
マジョーラの塗色の配合は、概ね下記のようなものです。
例1: トヨタ773 エメラルドスペクトラシャインの場合
・3コートで塗装します。(三層塗装) 通常3コートは淡彩系(淡い色)が多いのですが、このような濃色系でも、色の隠ペい性(色のトマリ)の低い場合や、鮮栄度(冴え)の高い塗色ではカラーベースとの合成により色を再現するので、3コートの塗装方法を用います。
■1層目はソリッドカラーで塗装する。(カラーベース)
| 原色番号 |
原色名 |
アドミラ配合比(1000分比) |
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ブルーブラック |
653.0 |
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ホワイト |
115.0 |
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マピコエロー |
68.0 |
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インデアンレッド |
17.0 |
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バインダー |
147.0 |
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2層目はマジョーラ原色を含んだ塗料で塗装します。
| 原色番号 |
原色名 |
アドミラ配合比(1000分比) |
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補正用クリヤー |
597.0 |
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マジョーラベースGP |
90.0 |
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ドリスグリーン |
38.0 |
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スーパーブラック |
28.0 |
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グラスグリーン |
10.0 |
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マイカベース8B |
4.0 |
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スカシバランサ |
66.0 |
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バインダー |
167. |
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*2段目のマジョーラベースGPがマジョーラの原色です。また、補正用クリヤーは透明で、バインダーやスカシバランサは半透明ですが色はないので、この配合からも隠ぺい性が低く、鮮栄度の高い色だということが想像できます。
■3層目はクリヤー塗装
仕上げのトップコートクリヤーを2回〜3回塗装します。
・あるボディショップ(プロの自動車鈑金塗装屋さんのことをこう呼びます。)のフロントでこんなことがありました。
お客様からのマイカーの修理依頼があり、まずは修理の見積もりを立てる段階で、一見ブラックのパールなので、通常の見積もりを立て、では修理してくださいということで、修理にとりかかりました。鈑金が終わって、さて、塗装に取り掛かろうと、塗色の配合表を見たところ、聞きなれない原色が入っています。塗料屋さんに確認したところ、それはマジョーラではありませんか。とうぜんのことですが、通常の塗装工賃の見積もり価格では見合いません。これはえらいことだと思っても後の祭り。一旦お客様に金額を提示してしまった以上、お客さまは得をされたようですが、いっさいの責任はございません。BP業者のフロントマンは泣く泣くその金額で修理をすることになったそうです。プロでもついうっかり見逃しますので、業者の方は見積もりの際は必ずご確認を・・・。
■マジョーラ原色をカスタム塗装に使うことができます。ユニークなものが出来上がります。 方法については続報をお伝えします。 今日はここまで ▲続きはコチラ
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