「メッキ調塗料」でメッキに仕上げることが出来るか。
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■プラッカでどこまでメッキに近づけるのか |
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■最近、自動車の純正塗装や輸入車のホイールなどに超高輝度メタリック言われるメタリック塗料が多数使われています。いわゆるメッキ調塗料と呼ばれている塗料です。しかし、この塗料がクセモノで、かなり塗装屋さん泣かせの塗料なんです。その理由は、塗り方や使用方法などの条件が合わないとメッキ調にならずに、ただのシルバーメタリックになってしまうことがあるからです。
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これらの塗料を使われた事のある方のお話しを聞くなかでも、「メッキと言えども、やはり塗料」なので、「メッキ風にしか仕上がらない」「近くで見るとアラ(メタリックの粒子)が見える」「メッキ調だがメッキではない」「あくまでもメッキ調」などの、少しあきらめとも取れるお話しを耳にします。しかし、塗料メーカーが説明やサンプル用として持っているテストピース(塗り板)は、そのような言葉に反して、普通のメッキと変わらないくらいに、かなりメッキなのです。
■ただ、メーカーに塗装要領を聞いても曖昧で、その通りに塗装しても上手く行くようには思えない場合があり、実際に塗ってみても上手く行かない場合もありました。それならば、独自に基本の仕様(塗装要領)を確立してしまえば、「高い確率で、なおかつコンスタントにメッキに仕上げることが可能になるのではないか」ということで、テストを行なうことにしました。
■以前のテスト結果として、条件が揃えばメッキ調になることは確認済みなので、今回のテストの目的としては、もう少し踏み込んでメッキ調よりもメッキに仕上げるにはどうしたら良いのかを仕様(あくまでも玄人本舗の仕様ですが)データとして数値化するのがテストの目的となります。
■テストの塗装条件は、次の条件で行いました。■
手順は、今回テストピースに「モバイル・ディスプレーモデル」を使用しました。プラスチック素材ですので、下塗りのベースコートの前に、プラスチック樹脂プライマーを塗布します。その後ベースコートのブラックを3コート、ベースコートの乾燥後プラッカを様子を見ながら3〜5コート、プラッカ塗布後、トップコートを塗布する前に「50℃×80分の強制乾燥をしたテストピース」と「強制乾燥をしないで自然乾燥で1日置いたテストピース」の仕様違いを2パターン用意して、トップコート塗布時のメッキの違いを確認しました。テストに当たっては、なるべく同じ条件になるようにスプレーガンの塗装条件は同じにして、塗装する場所も同じ所で塗装し、計量はデジタル計量器を使用し、出来る限り同一条件になる様に配慮しました。 (テスト担当/ 久保田)
@下処理(足付け)/ プライマー
プラスチック樹脂
プライマー |
テロソン
ミッチャクロン・マルチ |
エアゾールタイプ |
樹脂性の「モバイル・ディスプレーモデル」にペイントする場合、密着不良(剥がれる)の可能性があるので、塗面全体を3Mスコッチ・ブライト・グレー #1500相当(不織布研磨材)で研磨をして、プラスチック樹脂プライマー塗布前に脱脂及びエアブローとタッククロス(ガーゼにワニスを染み込ませたもの)でゴミやホコリの除去を行ないます。その後、キレイな状態でエアゾールタイプの樹脂プライマーを薄く2コートしました。今回のテストでは「モバイル・ディスプレーモデル」のキズや歪みは無視しました。
Aベース下塗り(ブラック)
下塗りベース塗料@
溶剤2液型(ツヤあり) |
nax スペリオ
480スーパーブラック |
マルチ ウレタンシンナー
スタンダード 希釈率60% |
マルチハードナー
10:1(標準型)
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下塗りベース塗料A
溶剤1液型(ツヤなし) |
nax アドミラ
480スーパーブラック |
nax アドミラシンナー
スタンダード 希釈率70% |
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| スプレーガン |
サタ・ミニジェット3 1.0mm |
| パターン |
全開 |
| 吐出量 |
1.0回転 |
| エアー圧力 |
0.10Mpa〜0.15Mpa
(標準0.15Mpa) |
| 塗布回数 |
3コート |
プライマー塗布後、プライマーの乾燥(ツヤが消える)してからブラックを塗っていきます。今回のテストでは、下塗り塗料の「ツヤあり」「ツヤなし」の違いで、プラッカの仕上がり具合に変化があるのかどうか確認するために、2液型ウレタン塗料(ツヤあり)と1液型特殊アクリル塗料(ツヤなし)の2種類の塗料を使用しました。メッキ調塗料は下塗りが重要(ゴミなし、塗り肌なし)となるので、ウェットコート(垂れる直前)でベッタリ塗りました。
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■下塗りのブラックでプラッカの仕上がりが決まります |
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■これで強制乾燥も可能に |
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下塗りが終われば次はプラッカの塗装になる訳ですが、下塗りの塗料が2液型ウレタン塗料ですので、乾燥と硬化させる工程が入ります。乾燥硬化の方法としては、自然乾燥(放っておいて自然に乾燥させる)と強制乾燥(温度を上げて乾燥硬化を促進させる)があります。完全硬化への近道は強制乾燥にあります。強制乾燥をすれば確実に完全硬化させることが出来て、時間の短縮出来ます。しかし設備の整った工場で仕事をされているプロの職人さん以外は、一般的に強制乾燥(温度を上げて乾燥硬化を促進させる)は出来ない人の方が多いと思います。(気温にもよりますが、強制乾燥できない場合は、乾燥するまで2〜3日置いておくことで、硬化させることが出来ます。)
いい機会ですので設備がなくても簡易乾燥ブースを作って強制乾燥できる方法があるので紹介します。今回のテストで使用する簡易乾燥ブースは、以前から乾燥ブースとして使用していて構造はクリヤーボックス内に「ふとん乾燥機」で温風を送ってボックス内の温度を上げる簡単な構造のモノです。しかしかなりの効果があり、15分〜20分で50℃程度まで温度を上げることが出来ます。そしてこの乾燥ブースの特徴は温風で温度を上げるので、まんべんなく温度を上げることが出来る事と、何よりタイマーが付いているので安心です。(ふとん乾燥機とクリヤーボックスは比較的簡単に入手が可能で家庭用100V電源ですので、簡単に作ることが出来ます。ヘルメットの乾燥やルアーなどの小物には最適です。)
今回のテストでは、この乾燥ブースで強制乾燥(50℃×80分)させたテストピースにプラッカを塗っていきます。
Bプラッカ(メッキ調塗料)
この塗料は塗り方次第で、メッキにもなるし、シルバーにもなります。なるべく0.3mm〜0.8mmの「スプレーガン」「エアブラシ」を使用して、低いエア圧で塗ると上手くいくようですが、このテストではこだわらずに1.0mmのスプレーガンを使用しテストを行ないます。ポイントはスプレーミスト(霧)の細かさなのではないかと思っているので、ここのポイントさえ押さえれば口径の大きなスプレーガンでもメッキに仕上げることが出来るのではないかと考えたのです。
※ 塗料は、「プラッカ・ダーク」と、新しく発売を開始した「プラッカ・マイクロ」のスプレーテストを兼ねて2種類を用意しました。
| メッキ調塗料 @ |
プラッカ・ダーク |
シンナー希釈なし |
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メッキ調塗料 A
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プラッカ・マイクロ |
シンナー希釈なし |
| スプレーガン |
サタ・ミニジェット3 1.0mm |
| パターン |
全開 |
| 吐出量 |
0.5回転(1/2回転)・0.75回転(3/4回転)・1.0回転 |
| エアー圧力 |
0.05Mpa〜0.20Mpa |
| 塗布回数 |
3〜5コート |
プラッカを塗って行くにあたって、塗料とガンの設定は上記の通りです。通常の塗り方としては吐出量を絞り、エア圧力を下げて塗布する方法が基本となっていますが、今回はあまりこだわらずに、「吐出量」「エア圧力」を変えてみてメッキに塗りやすい条件を探りました。、ポイントは「霧の細かさ」なので、吐出量を絞って高いエア圧力で塗布するとどうなるのかが知りたかったのです
。
プラッカを塗る前も塗面をタッククロスとエアブローでゴミなどを取り払ます。この時注意しないといけないのは、あまり強くこすらないことです。擦りすぎると傷が付いてしまい、プラッカを塗ってもキズのあるメッキになってしまいますので、軽くなでるようにタッククロスをかけるのがポイントです。
下塗りに問題がなければプラッカを塗布します。スプレーガンは少し離し気味(下塗りの時に比べて+10cm〜15cm)にし、サッと速めに動かします。1コートでの塗着する量は、ごくわずかです。ハッキリ言って塗っていく感じではなく、スプレーガンから出た塗料を下塗りの上にのせていく感じなのでメッキのようになって行くのか不安になります。塗った直後は、曇った感じのただのシルバーですが、溶剤が抜けて行くにしたがって輝きが出ています。乾燥すれば、同じように何回か同じ工程を繰り返してメッキの加減を調整しながら作業を進めて行きます。2回、3回と塗っていくと、だんだんメッキの感じが出てきます。
ここで注意しないといけないのは、あまりパラパラと塗布するとガサついてしまいます。反対に吐出量が多いと、ただのメタリックになっていきます。表現しにくいのですが「サッと」のせていくのです。今回の設定の中では、スプレーガンは吐出量3/4回転・エア圧力0.1Mpa〜0.15Mpaで、プラッカの塗布回数は4〜5回がベストでした。これ以上ではシルバーっぽくなってしまい、これ以下なら、下地が透けすぎてプラッカの粒状感が目立ちましたので、回数などにはこだわらず、目安として把握しておいて実際に塗りながら設定や回数を自分の塗り方に合わせて調整するのが良いのではないでしょうか。
下塗りに溶剤1液型塗料(ツヤ消し)を塗ったタストピースを用意して、プラッカを塗ってみましたが、残念ながらメッキにはならずに鈍いアルミの質感に近い感じになりました。アルミっぽく仕上げたい場合は、こちらの下塗りが使えます。それとムラに関してですが、テストピースのモバイル・ディスプレーは小さい物ですので、ムラが出ることもありませんでした。
プラッカの塗装が終われば後はクリヤーコートの工程となる訳ですが、クリヤコートでメッキ感が失われることがあるようなので、強制乾燥をしてしっかり乾燥させることにします。
C強制乾燥
| 簡易乾燥ブース |
強制乾燥なし
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強制乾燥あり
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| 乾燥条件 |
自然乾燥 25℃ 1日放置
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簡易乾燥ブース 50℃×80分 |
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プラッカ・ダークとマイクロの違い(奥がダーク) |
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黒く光るのがプラッカ・ダーク(重厚感アリ) |
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メッキ調塗料は、トップコート(クリヤーコート)する前に強制乾燥しないと、メッキ感が失われるコトがあるのですが、本当に自然乾燥では無理なのか、強制乾燥出来ないことを想定して、なるべく同じ条件でテスト出来るように、制乾燥しないで自然乾燥のみのテストピースを用意しました。プラッカの塗布後、強制乾燥するテストピースと強制乾燥しないテストピースの2パターンの乾燥方法で乾燥させ、トップコートを塗布した後のメッキ感の違いを確認します。
しっかり乾燥(強制乾燥)していればクリヤーコートによってプラッカが影響されることはないはずですが、強しかし確実に作業を進めるためには強制乾燥が必要となります。キッチリ仕上げるにはしっかり乾燥させることが重要なポイントとなって来るのです。
このテストでは、自然乾燥のみ(25℃で1日乾燥)と強制乾燥(50℃×80分)で乾燥硬化させたテストピースにクリヤコートしていきます。クリヤーは、2種類用意しました。一つは「ラッカークリヤー」、もう一つは「ウレタンクリヤー」です。
Dクリヤコート
クリヤコート@
溶剤1液型 |
関西ペイント
ラッカースプレーA |
エアゾールタイプ |
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クリヤコートA
溶剤2液型
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nax マルチ エコ
20LX クリヤー |
マルチ ウレタンシンナー
スロー 希釈率20% |
nax ウルトラハードナー 3:1
#20(標準型)
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| スプレーガン |
サタ・ミニジェット3 1.0mm |
| パターン |
全開 |
| 吐出量 |
1.5回転 |
| エアー圧力 |
0.15Mpa〜0.20Mpa
(標準0.15Mpa) |
| 塗布回数 |
2コート(ラッカースプレー/3コート) |
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プラッカ・マイクロのクリヤコート前 |
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クリヤーコート後もメッキ感は失われていません
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プラッカ塗布後、2パターンで乾燥させて、最後にクリヤコートとなりますが、あくまでもテストですので厳しい条件でクリヤコートをして、メッキ感が失われるかテストします。厳しいと言っても通常の塗布条件と同様に、バラ吹きなしの2コート仕上げで、1コート目からしっかり塗りこみます。ラッカースプレーは同じ塗り方で3コートしました。この方法で、「メッキ感」「ツヤ」「吸い込み」等を確認します。
まず「ウレタンクリヤー」をコートしましたが、強制乾燥したテストピースは全く問題ありませんでした。メッキ感が失われることもなくプラッカを塗って乾燥させた状態のまま仕上がりました。同時に自然乾燥のテストピースにも、同様にクリヤコートしていきましたが、こちらも全く問題ありませんでした。少し変化があるかと思っていましたが、強制乾燥のテストピースと同じ結果となりました。乾燥時の気温が高かったのが良かったのでしょうか。
強制乾燥なしでも、気温25℃程度の場合、1日置いておけば全く問題なく「クリヤコート」が出来ることが確認出来ました。
続いて「ラッカークリヤー」のコートとなります。こちらも強制乾燥と自然乾燥の2パターン用意してありますので、同様にクリヤコートします。結果はこちらも全く問題ありませんでした。、「メッキ感」「ツヤ」「吸い込み」に関しても2種類のクリヤーと2パターンの乾燥条件のどの組み合わせでも何のトラブルも出ませんでした。
クリヤコートに関しては、想像していた予想とは違い意外な結果となりました。もっとシビアに影響があるのかと思っていましたが、それほど神経質ではありませんでした。これで思い切ってクリヤーコートが可能になります。
■テストの結果■
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下塗りのブリスターがそのまま影響しています |
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メッキ調の塗料では致命的なミスとなります |
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テストを終えてみて、メッキに仕上げるにはやはり下地処理と下塗りが、かなり重要になってくると言うのを痛感しました。プラッカを塗ってしまえば下地処理と下塗りの良し悪しは一目瞭然です。今回のテストでは、メッキの状態を確認するために「モバイル・ディスプレー」の歪みやキズは修正せずに下塗りをしました。
そして、その下塗りなのですが、思ったより気温が上昇してしまったことと、使用したシンナー及びハードナーが適切でなかった為、ブリスター(ブツブツ下から湧いてくる状態)を起こしてしまいました。本来なら最初からやり直しをするべきなのですがテストですので、このままの状態で作業を進めると良い悪いは別として、どのような仕上がりになるのかが良く分かるので現状のままテストを進めることにしました。
順調に作業が進みプラッカを使いましたが、思っているよりもメッキに仕上りました。ただし
「写り込み」のあるメッキ調塗料では、「モバイル・ディスプレー」の歪みや「下塗りのブリスター」がそのまま影響するので不具合のある部分が、かなり目立ちます。やはり下塗りまでの作業で仕上がりの差がハッキリ出てきます。ストライクゾーンは狭いのですが工程をキッチリこなせば、近くで見てもシルバーのようなメタリック感ではなく、ベタッとしたメッキに仕上げることが可能ですし、本来のメッキと同等もしくはそれ以上のクオリティーに仕上げることも可能になります。
しかしそれ以上を求めるのならば、もう少しテストをする必要があるという感想です。その理由は、なかなかコンスタントには同じクオリティーで仕上げることが難しいので、同じ条件で作業を行なってもバラツキが出てしまい「上手く行く場合」と「上手く行かない場合」が発生してしまいました。しかし、この問題点は、何回かプラッカを使えば慣れて来るので、問題ないと思われます。また下塗りがツヤ消しの場合は、金属調にはなりますが、メッキにはならずアルミ調の仕上がりになりました。これを利用して、下塗りに一方方向にキズを付けておけばアルミのヘアライン仕上げも出来そうです。この様な特性を活かせば新しい技法として使えて可能性がひろがります。
その他に、ウェットコートしたり、ミディアムコートしたりしましたが、普通のシルバーっぽくなってしまい、一度この様なような状態になってしまうとメッキ調に戻すことは不可能でした。シルバー調になってしまった場合はプラッカの塗り直しとなり、かなり緊張感がありますが、その分、上手く行った時の満足感はかなりのものです。
今回のテストでは、今までのプラッカ・ライト/ダークよりも、より輝度の高い「プラッカ・マイクロ」をテストしました。従来のプラッカシリーズもメッキに仕上げることができる塗料ですが、「プラッカ・マイクロ」は、よりメッキに近づけることの出来る高輝度タイプの塗料だと言うことが確認出来ました。メッキの質感が増し、ボケた感じもなく映り込みもハッキリ映ります。しかしその分、少し難易度が上がります。研究しながら使っていけば、仕上がりは間違いありません。
■プラッカシリーズ全てに言えることは、今回の塗り方だけではなく、他にもっとコンスタントにメッキに仕上がる塗り方がありそうな気がします。
■丁寧に作業を行なえば、キッチリした仕上がりになり、手間を省けば、それなりの仕上がりになります。
■一般の塗料と違い、カスタム塗料は情報が少なくペイントの際に手間取る場合がありますが、そこを研究して試していく楽しさもあります。
これからもテストは続けて行きますので、その都度レポートしていきます。
*それとオマケとして「20LXクリヤー」にキャンディーカラー(ハウスオブカラーKK)を混ぜ込みキャンディーペイントも行ってみました。
最後にお遊びでテストしたキャンディー仕様ですが、想像以上にキレイな発色をして、まさにキャンディー(アメ玉)のウェット感が印象に残りました。これは絶対使えますよ。
※現在、企画中ですが、「モバイル・ディスプレー」にプラッカを塗ったサンプルの販売を検討しておりますのでご期待下さい。 (技術担当/久保田耕司)
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