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さて、サタRPについてですが、なにせ秘密のベールに包まれたメーカーでありますので正確にお答えできるかどうかわかりません。けっしてサタも隠しているわけではないでしょうが、日本法人がないために正確な情報が行き渡らないのが現状でしょう。ある情報といえば塗料メーカーや商社が独自で判断した情報くらいしか解からないというのが本音です。主に経験則ですが私の集めた情報をお伝えしたいと思います。
まず、サタのHVLPスプレーガンの出はじめはNR95で、これは従来のスプレーガンとかなり使い勝手が違うため普及しませんでした。マニアックな方は買われましたが、たいがいは調色室でホコリをかぶっています。その後NR2000が出たわけですが、国産塗料メーカーが取り扱いをはじめてそこそこの出荷数はあったと思います。(気に入っている人は使いこなしている人ですが、たぶん今は出荷は止まっていると思います。)なぜか、私がユーザーの反応を見ていて感じることは、従来のスプレーガンと「音」が違うということです。塗装の職人と呼ばれる人はスプレーガンを調整する時(特にエアー圧)耳で調整している場合が多く、たいがいは「このガンは粗い」という声がとても多いことに気づきます。(ベテランに多い)状況から察するに「耳」で調整した場合予定よりエアー圧が低すぎるのです。エアーマイクロメーターを取り付けて調整しなければ錯覚を起こすのです。
この後発売されたRPはこの点に改良が加えられています。塗着効率は同じ65%でなおかつヨーロッパのVOC規制にももちろん対応しています。言い換えればかつての標準型スプレーガンとHVLPの中間にセッティングされたスプレーガンだといえます。スペック上の違いからは、NR2000がエアー圧2.0bar(0.2Mpa=2kg/cu)で空気量380L/min.に対しRPはエアー圧2.5bar(0.25Mpa= 2.5kg kg/cu)で空気量295L/min.ということからも推測できます。その証拠にNR2000はかならずG3/8(太いやつ)の専用エアーホースの使用を推奨しています。これは、エアー量を確保しなければその性能をじゅうぶんに発揮できないからです。その点RPはG1/4のホースでもじゅうぶんに細かい霧でスプレーすることができます。仮にエアー圧を絞っての細部のボカシなども自由自在です。いま現在、サタの世界市場での力点は確実にRPへと移行しています。
これはサタのホームページをみていただければ一目瞭然です。サタもデビルビスやイワタと同じようにHVLPからMVMP(ミディアム・ボリューム・ミディアム・プレッシャ)あるいはLVMP(ロー・ボリューム・ミディアム・プレッシャ)への展開を画っているようです。(前はエアーの量を表し、後ろはエアーの強さを表しています。)HVLPはご存知だと思いますが、ハイ・ボリューム・ロープレッシャのことです。 |