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SHARPE COBALT
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■SHARPE は生きていた!!
今からおよそ 30 年くらい前の話ですが、私の父親から聞いた記憶を辿っていくと、昔、日本で塗装に使われていたスプレーガンは国産では岩田、ナカヤ、輸入品では Devilbiss( デビルビス ) 、 Binks( ビンクス ) そして Sharpe( シャープ ) というブラント名を確かに聞いた覚えがあります。現在、岩田は世界のアネストイワタとなり日本国内はもとより、世界各国へ輸出されるブランドにまで成長しました。一方ナカヤはすでに途絶え、漢字名があったのでしょうが、どんな字を書くのかさえ知りません。当時、ナカヤは国産メーカーでは岩田と並んで2大メーカーを誇っておりました。また、アメリカのデビルビスは世界のトップブランドへと突き進みます。ビンクスというブランドはデビルビスに吸収され、現在、デビルビスより数機種販売されています。その後だいぶ経ってからドイツより SATA( サタ ) が日本に入ってきました。
さて、 30 年前に私の親父から聞いた SHARPE はどこへ行ったのでしょうか ? 電機メーカーのシャープはありますが、それとは何の関係もありません。そのころでさえ私は 1 度たりともお目にかかったことはありません。もうすでに SHARPE というブランドは途絶えているかもしれないな ? 当時、親父が「昔」と言ったのは、そこからさらに遡ること 20 年くらい前のことです。わたしが生まれたのが 1954 年ですから、ちょうどその頃を意味します。当時、輸入品のほとんどがアメリカ製で、「舶来」と言ってとても高価なものでした。日本は戦後の混乱から成長期にさしかかった頃で、いい製品の開発努力はしているものの、まだまだ性能では「舶来」にはとてもかないません。ところがこの舶来品、たしかに霧が細かく、パターンが広いなど性能面は良かったようですが、とにかくデカくて重い。もともと日本人よりも体格のいい欧米人が使うために作られた物ですから、体格で劣る日本人にはお世辞にも使いやすい代物ではなかったようです。ただ、当時のリフィニッシャー ( 塗装屋さん ) にとっては「舶来」のスプレーガンを使うことは一種のステータスであり、精一杯、見栄を張って手首の腱鞘炎や筋肉痛と戦いながらも我慢して使ったようです。舶来品はそれくらい魅力のあるものでした。
2005 年 11 月に私はアメリカ、ラスベガスの「 NACE&SEMA.APEX 」ショーへ行ってまいりました。どちらもクルマに関するショーでそのジャンルは多岐にわたり、それはとうてい 1 日では見ることはできないくらいのもので、日本国内の同様のショーの何倍もの規模で繰り広げられておりました。
さて、会場をうろついておりますと、見かけたことのない 1 台のスプレーガンが目に飛び込んできました。えっ !? 私は自分の目を疑りました。それはなんと昔、親父から聞いたあの SHARPE ではありませんか。これがシャープなのか。私はまるでコモド諸島でシーラカンスに出会った生物学者かのように喜びました。詳しく調べてみると、 SHARPE というメーカーは 1921 年にアメリカで創業され、現在も欧米の塗料メーカーに指定されるほどのメジャーなスプレーガンのメーカーであります。そのようなれっきとしたメーカーでありますが、終戦直後日本には入って来てはいたものの、その後何らかの理由で日本では販売されなくなったのでしょうか。ともかく私は宝物にでも出会った様な夢見心地で日本に帰ってまいりました。
SHARPE のスプレーガンの詳細についてはもうすぐ玄人本舗にアップしますが、少しだけお話しますと、 COVENTIONAL( 従来型 ) はもちろん HVLP スプレーガン ( 低圧 ) も開発しております。さらにリフィニッシャーにとって楽しみなことは、小技の利くデリンジャー ( 超小型 ) も生産されていることです。上市しますので乞うご期待 !! (店長 金井健)
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SHARPE FINEX
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