シルバーの塗装方法 
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スプレー エキスパート テクニック編 シルバーの塗り方

塗装の中で難しいとされるシルバーの塗装ですが、
ムラが出たり、ボカシ部分がくろずんだり、苦労されている方も多いと思います。
そこでシルバーの塗り方について考えてみました。

溶剤型1液が主流になり、2液型ウレタンの時代に比べてシルバーの塗装は
ムラが出にくく塗りやすくなりました。しかし塗料の種類が変わっても、
難易度の高さはいまでもかわりません。

前段「ムラケシュ」の項目で、シルバーのムラとりについて少し触れていますが、
もう少し詳しく塗料ごとに解説したいと思います。

日本で販売されている代表的な塗料例
スペリオ 日本ペイント
スペリオ2K 日本ペイント
レタンPG80 関西ペイント
レタンPG2K 関西ペイント
ミラノ2K イサム塗料
パナロック ロックペイント
ロックエース ロックペイント



■溶剤型2液ウレタン(10:1)■

  1980年台、日本で全盛期を誇っておりましたが、VOC規制の時代に入った今となっては、明らかに減少傾向にあります。日本でも2010年からの法規制により全廃が予想され、あと少しで使えなくなります。町の自動車塗装工場では今でも、たまに見かけることがありますが、溶剤型1液のハイソリッドタイプが主流の今日、2液型ウレタンは、二世代、三世代ほど前の塗料になります。

 理由は、2液型ウレタンに対して、近年の1液型塗料の特徴は作業効率(ゴミ付着などによる中研ぎ性能)を高める為の速乾性、スプレーマンの技術をカバーする容易性(塗りやすい、ムラになりにくい)など塗料性能向上により、キャリアを積んでいないスプレーマンでもキレイにシルバーを吹くことが出来るようになりました。

  一方、2液型ウレタンは、一筋縄では行かず、ムラになりやすく、テクニックが必要で、ある程度経験を積んで、技術を持ったスプレーマンしか上手く塗ることが出来ませんでした。塗装技術の差が、仕上がりの差となって顕著に現れていました。(この当時の見習いスプレーマンは、まずホワイトなどのソリッド色を塗らしてもらえる様になり、それが上手く塗れる様になるまでは、シルバーは塗らしてもらえませんでした。)

 2液型ウレタンは、クリヤーコートのようにベッタリ(ウェットコート)塗ると、ムラムラになります。ムラになる理由は、メタリックの並び方が原因です。簡単に言えばメタリックは、アルミニウムの板の集まりです。ベッタリ(ウェットコート)塗ると塗料の樹脂成分の中で、アルミニウムの板がユラユラと浮遊するのです(これを「およぐ」と言います)が、そのまま乾燥するとアルミニウムの板が寝ていたり、立っていたりバラバラな状態になります。このアルミニウムの板が部分的に寝ていたり、立っていたりバラバラな状態ですと、光が当たった場合、乱反射して黒く見えます。これこそがムラムラの黒ずみになる訳です。ですのでメタリックに寝ている部分と、立っている部分があると、白っぽい部分と黒っぽい部分が混在し、ムラになって見えるのです。

■ムラとり=シルバーを同じ様にに並べてやること
 また2液型ウレタンでのシルバー塗装は、ムラになって当たり前な塗料でしたので、塗り始めからムラにならない様にスプレーして行くことが重要になってきます。実際の塗装の時は、シルバーの「塗りこみ」と「ムラ取り」を同時に行いながら塗装を進めて行くのです。確かに塗り込んで行くのですが、メタリックが泳がない様にスプレーして行きながら、ガサつかないない様にスプレーして行く。(感覚的にはメタリックを置いていく、重ねていくと言う感じです。)この辺の感覚は、やはり経験がモノを言います。そしてメタリックの目(板)を同じ様に並べる、キレイに揃えていくことにより、ムラのないシルバーメタリックに仕上げていくのです。

  それに加え、クリヤーも同じ2液型ウレタンですので、シルバーを上手に塗ってもクリヤーを塗る加減で、戻りムラ(クリヤーの成分で、シルバーが再び泳ぎ出す。)も起こりやすい塗料であり、クリヤーの塗装時にも注意を払わなければいかず、これらには、それなりの技術と経験、塗料の特性を把握しておく必要があり、当時のスプレーマンは「シルバーを上手に塗れるようになる」ことが一つの目標でした。

 しかし先ほど述べた理由によって、15年ほど前から溶剤型1液タイプの塗料が急速に普及し始め、2液型ウレタンを使う鈑金塗装工場は、どんどん少なくなって来ています。ですので、20代のスプレーマンで、2液型ウレタンのシルバーを塗ったことがあるスプレーマンは少ないのではないでしょうか。

 

日本で販売されている代表的な塗料
アドミラ 日本ペイント
オートベース シッケンズ
レタンPGハイブリッド 関西ペイント
プロタッチ ロックペイント
600システム デュポン


■溶剤型1液■

  1990年代に入ると塗料メーカーは次々に溶剤型1液ベース塗料をラインナップに加えました。2液型ウレタンの説明でも触れたとおり、「作業性」「容易性」「低公害性」などの特徴が挙げられ、2液型ウレタに比べ乾燥が速く、従来型よりゴミなどの付着による修正(中研ぎ)を出来るようになる時間が大幅に短縮されました。そしてまた1液型ですのでハードナー(硬化剤)を用いず体に優しい塗料として注目されました。

  そして、この塗料は今までの2液型ウレタン塗料に比べて、色ムラや戻りムラが出にくい塗料と言うのがペインターにとって大きなメリットとなりました。しかし、メリットばかりではなく、まず2液型よりも塗料が高いこと、2液型とは全く互換性がなく塗料の切り替えに大変コストが掛かる。また乾燥が速いと言う塗料の特性上、発売された当初、夏場(高温時)のシルバー塗装時の塗り難さ(ミストでガサつく)などの問題点や、2液型に比べ、隠蔽性(染まり、トマリ)が低く、回数をかけないといけない、塗り方が全く異なるなどもあり、移行するのに期間をとった鈑金塗装工場もありました。

  ですが、溶剤型1液は次々に改良されていき、夏場でも問題なく塗装ができ、隠蔽性も比較的良くなり、溶剤型1液の優位性が目立つようになり、次第に2液型ウレタンに取って代わり、主流の塗料となりました。

  この塗料のメリットは、やはり色ムラや戻りムラが出にくいということです。今までの塗料と大きく違うのは、もちろん「ムラ取り」はしないといけないのですが、2液型ウレタンのように、「塗りこみ」と「ムラ取り」を行いながら塗装していくのではなく、「塗りこみ」と「ムラ取り」は別々の工程として塗装していく塗装方法に大きく変わりました。最初は補修部分の「色ドメ」「色ぎめ」(サフェーサーの上に色を塗っていく)と「塗りこみ」を行い、最後に「ムラ取り」を行います。「色ぎめ」が終了するまでは、あまり色ムラを気にせずに塗って行きます。この時点まではウェットコート、もしくはミディアムコートで塗装します。しかしウェットコートでの「色ぎめ」が終わり、乾燥させた状態のシルバーの塗装面を見ても、色ムラなどは、ほとんど出ないのです。ここが2液型ウレタンとは「塗り方」も「ムラの有無」も全く違います。

 じつは、この溶剤型1液の塗料は、塗ってから乾燥するまでの間に、自然にシルバーの目が並んでいくような特性を持たせてあるのです。ですので、2液型ウレタンとは違う塗り方をしないといけませんが、それさえ守れば2液型ウレタンより数段簡単に、そしてキレイにシルバーの塗装を行うことが可能になったのです。

  溶剤型1液塗料の利点を生かすには、溶剤(シンナー)と樹脂成分の中で泳いでいるシルバーが並んでいく時間を与えてやる必要があるのです。元々、この溶剤型1液の塗料の乾燥は速いのですが、塗料自体にシルバーが並んでいく特性を持たせてあるので、後はシルバーが並んでいく時間をどうやってとってやるかです。

■ここで、溶剤型1液塗料は「ムラケシュ」項目で書いたドロップコートという技を用います
 通常スプレーガンから塗布される塗料は、細かい霧となって出てきます。しかしこの状態では霧の一粒一粒が小さめで、必然的に霧の一粒に含まれる溶剤の量も少なく、乾燥も速くなります。それでは、シルバーが並んでいく時間を取ってやることが出来ません。ですので霧の一粒一粒に、たくさんの溶剤を含ます、つまり霧の一粒を大きくすることで、シルバーが並んでいく時間をとろうとする考え方なのです。

  ドロップコートと言われるのは、「ドロップ」すなわち「水滴」と言う意味合いで、具体的にはスプレーガンのエア圧を少し下げて、塗布面とスプレーガンとの距離を少しとり、霧の粒子を大きくして塗布します。それとスプレーガンの運行速度は少し遅くします。すると塗布した塗料は、当然霧の粒子が大きいので、ベッタリと言うよりもボコボコした塗り肌になります。最初は、こんな塗り肌で大丈夫なのかと心配になりますが、溶剤が揮発していくに従って、徐々にボコボコした感じは消えていきます。この間にシルバーが並んで行き、乾燥した時にはムラのないシルバーに仕上がるのです。

  では、たくさんの塗料をベッタリと塗布すればいいのではないのかと思うのですが、そう言う訳でもなく、膜厚が付けば溶剤も多く含まれますが乾燥が速いため、塗布した塗料の表面は乾燥しても内部の溶剤が抜け切らず乾燥時間にズレが生じます。これもシルバーの並び方にばらつきが生じてムラの原因になり、同時に表面は乾燥しても内部の溶剤が抜け切らない「なか膿み」という状態になりやすく、トラブルの原因にもなり、塗布の仕方としては問題があります。

  均一に溶剤が抜けて、シルバーが並んで行く時間が同じになれば、ムラは消えるのです。ただ、この「ドロップコート」の工程で、エアブローされるスプレーマンもおられますが、ドロップコートの目的は、「シルバーが並んでいく時間を与えること」ですので、じっくりと乾燥するのを待つことが必要です。実際には、ドロップコートの工程までに塗布した塗料は乾燥していますので、ここでの待ち時間(セッティングやインターバルと言います)は、そんなに長い時間ではありません。おそらくこれで、ムラが消えているはずなので、後はクリヤーコートの工程に移ります。

 補足ですがボカシていく場合は、どうしてもボカシ際がドライコートの状態になり、黒ずみの原因になりますので、あらかじめアンダークリヤーを塗布して、アンダークリヤーが乾く前にボカシしていきます。これでもムラが気になる場合は溶剤の希釈率を65%〜70%(シンナー多め)にすると塗りやすくなるなります。ただ隠蔽性が低下するので、塗布する回数を増やす必要がありますが。

日本で販売されている代表的な塗料
レアル 日本ペイント
オートベースプラス シッケンズ
LE3000 デュポン
アクロベース イサム塗料



■溶剤型1液ハイソリッド■

  溶剤型1液が普及して主流になっても、「隠蔽性が悪い」や「塗布する回数が多ければ塗料がたくさん必要になる=コスト(塗料代)がかかる」などの声が塗装工場の現場から聞かれました。そこで塗料メーカーは、溶剤型1液ハイソリッドと呼ばれる溶剤型1液(改良型)を開発しました。

  従来の溶剤型1液の基本性能はそのままに、「大幅な隠蔽性の改善」、これにより塗布回数を減らすことを可能にし、よりいっそう作業時間の短縮、作業効率を向上させることが出来るようになりました。加えて塗布回数が減るので、塗料の使用量を抑えトータル的にコスト削減が出来ると言ったメリットも増えました。
 
  それと、近年VOC(揮発性有機化合物)排出規制が厳しくなり、自動車補修用塗料も、この規制をクリアしなくてはなりません。そこで、先ほどの塗布回数が減ることによる塗料の使用量の削減によって、VOCの排出量をへらすことと、溶剤型1液ハイソリッドは、樹脂成分の含有率が高くなっており、低溶剤性塗料と呼ばれ、従来の溶剤型1液に比べてVOCの排出量が少なく、VOC(揮発性有機化合物)排出規制に対応した溶剤型1液タイプの完成形だと言えます。

 ハイソリッド1液型のシルバー塗装は基本的に従来の溶剤型1液と同じ感覚で作業を進めて行きます。
 多少違うのは隠蔽性が高いので、「色ドメ」「色ぎめ」(サフェーサーの上に色を塗っていく)を意識的にしなくても、「塗りこみ」をして行けば、「色ドメ」「色ぎめ」は勝手に出来てしまいますので、従来の溶剤型1液の半分くらいの塗布回数でムラ取りの前の段階まで持っていくことが可能です。

  ボカシていく場合も「塗りこみ」ながらボカシていけば、同じように少ない塗布回数で済みます。少ない塗布回数で済むので、ボカシ際がガサつくことも少なく、黒ずみも起こりにくいので、従来の溶剤型1液よりも、キレイに簡単にぼかせます

■このとき(塗りこみ)の塗り方のコツ
  ミディアムコート(塗布した時、若干ツヤが出る程度)で塗装します。この塗り方で塗ると、「中膿み」にもなりにくく、ガサつきにくく、乾燥もさせやすいのはもちろんのこと、セッティングの間、エアブローせずに待てば、シルバーのムラは、ほとんど出ません。もしムラがあった場合でも、「ドロップコート」の工程を行えば、ムラ取りは出来ます。しかし、ムラやゴミなどの付着がなければ、「ドロップコート」や修正(中研ぎ)する必要がないため、上手くいけばそのままクリヤーコートが出来てしまいます。

 部分補修などボカシの場合、ボカシ部分(合成色)のグラデーションをつける部分は、ガン距離とガンスピードは同じのままで、手首を45度ひねって、スッとガンのトリガーを放すと上手くグラデーションさせることが出来るはずです。ボカシだからと言ってガン距離を離したり、ガンスピードを速くしたりしては、なかなかキレイにボケなくて、結果的に必要以上に大きくボカさないといけなくなってします。当然、同じ所でボカそうとせずにボカシ部分は1回目より2回目は大きく、2回目より3回目は大きくボカシます。意外とボカそうとする意識が強すぎると逆に上手く行かないものです。また、ボカシ部分は、修正(ゴミの付着等)が出来ませんので、ゴミやミストが付着した場合は、タッククロスなどで取り除き、注意を払いながら塗装していかないといけません。

基本となる部分は溶剤型1液と同じですので、上手くいかない場合は溶剤型1液の塗り方を参考にすれば、まず問題が起きることはないでしょう。

日本で販売されている代表的な塗料
オーデベース 日本ペイント
オートウェーブ シッケンズ
オニキス R-M
スタンハイド スタンドックス
パーマハイド デュポン
アクアス イサム塗料



■水性塗料

 自動車補修塗料は、まだまだ「溶剤型」と「溶剤型1液ハイソリッド」などのシンナーを使った溶剤型が主流ですのが、国内の主要メーカーの生産ラインでは順次、水性塗料での塗装に変わっていっており、トヨタの生産ラインなどは100%水性塗料になり、VOC(揮発性有機化合物)排出規制などの規制の関係から、建築用塗料や家庭用塗料では水性塗料への移行が、かなり進んでいます。そのあたりは自動車補修塗料は、遅れをとっています。自動車業界も近い将来、水性塗料が主流になってくることは間違いありません。

  しかし水性は「溶剤型」に比べると乾きにくく、隠蔽性が低いので結果、作業時間がかかることや、塗料を乾燥させる設備を新たに設置しないといけない。現状では最低、圧送式塗装ブースがないと塗ることが難しいなどの問題点を抱えており、2〜3年の間に「溶剤型塗料」からいっきに「水性塗料」に置き換わることはないと思われます。しかし、「溶剤型2液ウレタン」から「溶剤型1液」に置き換わった時のように「水性塗料」が改良されて、問題点をクリアして今より扱いやすい塗料になれば、一気に普及し、主流になることが予想されます。

■ 水性塗料もムラ取りに「ドロップコート」という技を使います。
 水性塗料も基本は「溶剤型1液」のシルバーの塗り方に近いのですが、隠蔽性が低いので塗布回数が増えます。ここで意識しないといけないのは、「溶剤型」の場合、塗料を重ねていくと塗布した塗料の溶剤が下の塗料に浸透して、ある程度なじみます。つまり、多少ガサ付いたり、肌が荒れても上から塗り込んで行けば、つじつまが合うのですが、「水性塗料」の場合は、そうではありません。

  まず覚えておかないといけないのは、水性塗料が乾燥すると、上から塗料を重ねていっても、下の塗料とは馴染まないと言うことです。塗料は上から塗っていっても重なっていくだけで、馴染むことはありません。それと、厚塗りをしてはいけません。当然、水性ですので乾燥が遅くなり、中膿みなどのトラブルが起きるのと、塗料自体が柔らかいので、極端に厚塗りになると、クリヤーコートをして乾燥硬化後も柔らかい(スポンジ)状態になり、塗り直しをしなくてはいけなくなります。これを覚えておかないと、シルバーはもちろん、ほかの色もキレイに仕上げることは出来ません。

  水性塗料を塗装していくのに意識しておくのは、塗布する時の塗り肌を意識しながら塗料を塗布し、エアブローで乾燥させて、また塗り肌を意識しながら塗料を塗布していく、という工程の繰り返しで作業を進めて行くことです。それと、隠蔽性が低いので、シルバーの場合、ベッタリ塗りすぎてムラが出た場合、ムラ取りをしてもムラが消えにくいので、出きるだけムラが出ないように塗装して行く方が、後々ムラ取りなどの工程がラクになります。

 水性塗料のシルバー塗装は、「溶剤型1液」と基本的には変わりません。塗料は、サラサラした感じではなく、どちらかと言うと、やはり絵具に近い感じがします。表現しにくいのですが、なんとなくボトッボトッと落ちる感じです。溶剤型のようにスプレーガンからキレイに出るか不安になりますが、そこは問題ありません。塗布する時は先程も言ったように、ムラがなるべく出ないようにミディアムコートで塗って行きます。細かい肌の薄い塗膜で均一に膜を作っていく感じで作業を進めて行きます。

  塗布した後は、もちろんエアブローをします。乾燥速度は溶剤型1液に比べ遅く、約1.5倍程度の時間を要します。ですので水性塗料の弱点である「乾燥が遅い」をカバーするために、やはりエアブローが必要不可欠になってきます。エアブローは塗布した部分をまんべんなくブローすることで、均一に乾燥させます。乾燥させるためのエアーの出るドライヤーのようなブローガンもあります。

  ムラが出ないように塗っていくと言いましたが、そんなに神経質になる必要は無く、均一に塗布して行けば極端なムラは出ないので「ドロップコート」でムラ取りを行えばムラを消すことは比較的簡単です。

 ドロップコートは、溶剤型と同じ要領で作業していきます。吹き付けると言うよりもスプレーガンの運行速度を少し遅くして、均一に「シルバーを並べていく」「シルバーを置いていく」感じをイメージしながら塗布していけばムラは消せます。後は塗料の特性(クセ)に慣れれば「溶剤型」も「水性塗料」も大差はありません。

■意外に気づかないこと
 ゴミなどの付着がない場合は、ムラ取りの作業を行えば良いのですが、ゴミの付着がある場合は、中研ぎをしないといけません。ここでの注意事項は、「水性ですので水研ぎは出来ない」と言うことです。当たり前のことなのですが、水性塗料を水を使って研ぐと、当然塗った塗料が溶け出します。しかし溶剤の塗料に慣れてしまっているので、水研ぎOKの感覚があり、塗料メーカーの説明を聞いた時はハッとさせられました。水は大敵なのです。



 最後になりますが、 今回塗料ごとに特性やシルバーの塗り方について説明しましたが、塗料メーカーによって塗料の特性も少しずつ異なり、塗装の方法も違ってくると思います。今回の技法なども、自分の塗装経験に基づき、某塗料メーカーの技術要項を参考にしながら書きました。また、塗装する環境や状況によっても変わってくるので、これが全てだとは思いません。違う意見をお持ちの方もおられると思います。シルバーが塗りにくい、キレイにボケない場合に一つの方法としてとらえて頂ければよいかと思います。(技術・久保田)



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